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夫婦で一級印章彫刻技能士に

  • 8月10日
  • 読了時間: 2分

タウンニュースの記事に掲載されました。


(以下 タウンニュース記事参照)

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 市内御成町の「鎌倉はんこ」の店主・月野允裕(みつひろ)さん(46)と妻の千恵子さん(41)が、国家検定資格「印章彫刻(木口彫刻作業)」の最上位となる一級技能検定に夫婦そろって合格した。夫婦で一級を保持しているのは全国でも10組以下。2人は「より学びを深め、研鑽していく」と話している。


 一級技能検定の受検資格は、7年以上の実務経験または二級合格後2年以上の実務経験が必須で、培われた確かな技術と知識が求められる。


 試験は3年に1度しか開催されず、今年1月に横浜市内の会場で行われた試験には、県内から月野さん夫婦のみが一級を受検。全国では一級・二級合わせて約110人が腕を競い合った。


秘訣は莫大な練習量


 特に難易度が高いとされる実技は、試験時間5時間30分で直径18ミリの柘(つげ)材の中に16文字を完全手彫りしていく。文字の太さはわずか0・2ミリほどと極細で、使用する印刀の研ぎ方にも職人の技量が凝縮される。


実は、3年前にも一級に挑んでいた月野夫妻。残念ながら不合格だったが、「次は絶対に受かろう」と固く誓い、並々ならぬ努力を重ねてきた。日中の仕事に加えて、講習会への参加、早朝や深夜にも練習時間を設け、一人あたり50本もの柘材を彫り込み続けたという。月野夫妻は「一生を共にする印鑑。しっかりとした技術で作り、責任をもってお渡ししている。全国的に技能士の減少などがあるので、啓蒙活動にも力をいれたい」と話した。

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