
象牙印鑑
最高級品
当店は国内最大規模で「象牙印鑑」を取り揃える国内有数の象牙印鑑取扱店です。
経済産業省・環境省から認可を受けた「特別国際事業者」です。種類やサイズなどを多数取り揃え、特注の象牙印鑑の作製も行っております。

経産省・環境省公認
当店は特別国際種事業者(象牙製品等を取り扱う事業者)経済産業省 経済産業省認定事業者番号 第03177号を取得しておりますので、安心して象牙印鑑をご購入いただけます。

天然素材の最高級品
象牙は加工しやすい適度な硬さや深みのある色合いです。適当に吸湿性もあり朱肉の馴染みもとても良く、印鑑素材の最高品です。古くから美術品や工芸品の素材として使用されています。

象牙は正倉院の宝物
日本では奈良時代には象牙が使用されていたと考えられ、奈良時代に使用されたといわれる「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」という象牙でできた物差しが正倉院に納められています。

日本最大規模の取り揃え
当店では象牙印鑑を多数取り揃えております。素材種類やランクについては、30種以上あり、全国有数の象牙専門店です。横目日輪芯持象牙、芯持象牙、横目日輪象牙、縦目象牙、装飾象牙等を揃えております。

象牙の完全特注対応もしております
当店では市場にほぼ出回っていない特注の象牙をご用意しております。芯持の横目日輪象牙や横目日輪など、市場で限定される象牙印鑑も多数ございます。

流通管理の整った日本国内限定品
象牙は、ワシントン条約により世界で規制があります。日本では、経済産業省・環境省のもと事業者を認定し流通管理を行っているため、購入が可能です。象牙工芸を大切にしてきた日本人だけの特権とも言えます。

大きさと力強さの象徴
象は、王様、勇者や戦士としての存在でした。のんびりとした姿からは想像できないほどのスピードで突進する体重4~5tの巨体から、「生きる戦車」と言われてきました。

力、至福、英知の神様の象徴
象は世界中で愛される動物です。古来より、力、至福、英知の神様として崇める国もあります。また、困難や障害を取り除き福をもたらすとされる、豊穣や知識、商売繁盛の神でもあります。

私達は野生生物を絶滅させることなく、持続可能なかたちで利用しながら、将来に渡って次世代に引き継いでいかなければなりません。
1999年3月18日、象牙の国際取引が一部再開されました。厳正な管理(自然死などの密猟・密輸されたものではない象牙)の下で日本に輸入されました。「種の保存法」に基づく登録手続きが行われ、国内に置ける取引も政府によって厳格に管理されています。
その収益は、条約に基づくルールによって全てアフリカゾウの生息地や隣接地に暮らす地域住民の環境保全として利用されています。当店といたしましても、国のルールに従い「種の保存」に対して出来る限り最大の貢献をいたします。
象牙産業にかかわっている当店は、過去からの財産を将来の世代に受け渡していく責務をもっています。

私たちが象牙を使った生業を続けていくには、象牙を作り出すゾウが将来にわたり絶滅することなく、生き長らえていくことが不可欠です。私たちは、ゾウの絶滅には断固、反対します。ゾウが絶滅すれば、私たちの伝統工芸も消滅するからです。私たちは、ゾウを守ること、そして、日本の伝統工芸を守っていきたいと思います。
工芸品としての象牙
象の保護と「伝統文化の継承」を果たすために」
日本の伝統産業
日本で象牙は正倉院の宝物(紅牙撥鏤碁子)にも保存されているように工芸品として扱われてきました。また、産業としても江戸時代から 300 年以上も脈々と続く象牙の伝統工芸技術を大切に受け継いできま した。強度と粘り気があり、代替することが出来ない貴重な天然資源です。彫刻品や楽器、印章 など多岐にわたる象牙製品は、一生大事に使い、そして受け継ぐことができるエコな天然素材で あり、日本国内の象牙産業は自然との共生に基づく伝統産業です。
(写真:東京象牙美術工芸協同組合 出典)

象牙の歴史
日本へ象牙が伝わったのはいつ頃でしょう。すでに奈良時代(8世紀)には正倉院宝物の中の“紅牙撥鎮尺”などに象牙が含まれており、その頃には象牙が伝来していました。この事実から、日本でも技法を学ぴ、櫛などを加工していたと思われます。その後、安土桃山時代、茶道具などに多く用いられ、東南アジアや中国との交易が盛んになるにしたがい、技術的にも大きな発展を示しました。その中には豊臣秀吉が所蔵したと伝えられる“唐物茶入の紹鴎茄子”や、干利体が記した「利休百会記」などから種々の茶道具に象牙が用いられた様子が伺えます。また、江戸時代初期には根付・印寵・櫛・簪などが日常の生活用品として一般化し、17世紀後半(元禄)から18世紀前半(文化・文政)頃にかけ、多くの象牙工芸品が武家・庶民に愛用されました。その工芸技術は明治・大正時代に象牙彫刻として隆盛期をむかえ数多くの名工を生み出します。それらの工芸美術晶は海外へも多く輸出され、高い評価を得ています。長い年月に培われた、その卓越した伝統工芸技術は、芸術的彫刻品として世界的に認められ、現在へ受け継がれています。

自然環境保全への取り組み
当店の従業員はWWFに加入し環境保全活動に取り組んでいます。
WWFは環境保全に取り組む公益社団法人であり、約100カ国で活動している信頼のおける環境保全団体です。WWFとは「World Wide Fund for Nature(世界自然保護基金)」の略。WWFジャパンは、1971年、世界で16番目のWWFとして東京で設立されました。名誉総裁には秋篠宮文仁親王殿下が就任されており、歴史、事業内容、職員数、基本財産、個人サポーター、法人サポーターにおいても国内最大級の団体となります。地球上の生物多様性を守り、人の暮らしが自然環境や野生生物に与える負荷を小さくすることによって、人と自然が調和して生きられる未来を目指しています。
当店では、従業員それぞれ個人個人が環境保全に対する意識を高め、積極的に環境保全に取り組んでおります。
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地球温暖化を防ぐ活動
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持続可能な社会を創る活動
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野生動物を守る活動
私たちが取り組まなければならいなこと
サスティナブルリユース「持続可能な利用」
サステイナブルユースとは「持続可能な利用」などと訳され、生物や生態系そして再生可能な資源を再生能力の範囲内で利用する、保全の一つの形態です。ワシントン条約では、許可された象牙の合法的な国際取引によって原産国が得た資金は、全て、アフリカゾウの保全と生息地や隣接地に暮らす地域住民の開発計画のために使われることになっています。
アフリカゾウが絶滅すれば、私たち業界も絶滅します。

日本政府による数々の厳格な規則の導入に当たっても、積極的に協力いたします。いかなる違法行為も排除されるべきだと思います。今後とも、象牙の伝統工芸技術を継承していくとともに、アフリカゾウの保全に貢献していきたいと思います。
(東京象牙美術工芸協同組合 出典)
https://www.tokyo-ivory.or.jp/THE_IVORY_HP.pdf
象牙の正しい知識
象牙を取り巻く環境とは?象牙の正しい理解とは?
(環境省「象牙QA」より抜粋)
https://www.env.go.jp/nature/FAQ_on_ElephantIvory_JP_0421.pdf
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Q : 日本にある象牙や象牙製品の材料はどのように得られたものなのでしょうか? 密猟や密輸入で 得られた象牙や象牙製品ではないのでしょうか?A : 日本で流通する象牙製品は、ワシントン条約で国際取引が禁止される前の物か、1999 年と2009年の 特別に認められた国際的な商取引で日本に入ってきた象牙を用いて製造された物です。
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Q : 日本国内で象牙・象牙製品を取引して良いのでしょうか?A : 日本国内において全形牙や象牙製品の商業取引(売る、買う、あげる、もらう、貸す、借りる)は原則禁止されております。商業取引できるのは、あらかじめ登録を受けている全形牙と事業者登録を受けている事業者による象牙製品に限られます。これらの登録を行わずに取引を行うことは「種の保存法」違反による罰則の対象となります。
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Q : 日本で全形牙・象牙製品の国内取引が認められていることが、アフリカゾウの密猟を引き起こしているのでしょうか?A : 近年、日本国内において全形牙や象牙製品の大規模な密輸事例や、海外における日本を仕向地とした象牙や象牙製品の大規模な密輸事例は確認されていません。
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Q : ゾウを保全するためには全形牙や象牙製品の取引を全て禁止した方が良いのではないでしょうか?A : 象牙の合法的な取引により得られる経済的な利益は、生息国におけるゾウの保全にも役立つものであり、違法取引の防止及び合法的な取引の管理の徹底こそが重要です。 ゾウが増加し、人間との衝突が増えている地域がある中で、きちんと管理された商業取引を含む全ての象牙の取引を禁止することが、真にゾウの保全に役立つことか冷静に考える必要があります。
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Q : なぜ日本は国内象牙市場を閉鎖しないのでしょうか。複雑な管理制度を作ってまで、象牙の取引を続ける必要があるのでしょうか?A : 日本国内において象牙の取引を全面禁止することが、アフリカゾウの保全に寄与することはなく、市場閉鎖を選択する理由がないからです。
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Q : 「象牙の国内市場の閉鎖」が世界の潮流であり、象牙の合法的な市場を維持するべきという日本の方針は、国際的な流れに反し、孤立しているのではないでしょうか?A : 2016年11月のワシントン条約第17回締約国会議及び2019年8月に行われたワシントン条約の第18回締約国会議では一部の国から「象牙の国内市場の閉鎖」を求める決議案が提出・審議されました。 いずれの会議においても国内市場の全面閉鎖については、多くの国から反対する意見が相次ぎ、採択 には至りませんでした。このように全面的な国内象牙市場の閉鎖については、ワシントン条約の締約国会議においても、反対する国が多数であり、我が国が国際的な流れに反し、孤立している状態には ありません。